2012年12月3日月曜日

生き延びた子狸


昨晩はとても寒くて、いつ雪に変わっても不思議ではない雨が降りしきっていました。

常夜灯と植え込みの境の暗がりを選んで、子狸が濡れながら急ぎ足で通り過ぎていきました。

この狸、丁度1か月ほど前に、車の往来が激しい2車線の道路を渡り損ねた親狸が、跳ねられて敢え無い最後を遂げた時、道の向こう側に居た子狸だと思われます。

通りがかった人たちが口々に、「危ないから、こっちに来ちゃ駄目よ。」と声をかけていた狸に違いない。

健気に生き延びていたのだと思うと、何とも言えずほっとしました。

練馬区とはいえ、一応都内。

どこに棲んで、何を食べているのだろう?

生きようとすれば生き延びることのできる環境がまだ残っていることに、安堵の胸を撫で下ろしました。

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