2012年12月25日火曜日

良い器・良い道具というのは


旅に出かけると、その地その地の工芸品を目にしたり触れたりする機会が増えます。

あまりの美しさに、ついつい欲しくなって買い求めてしまったものが沢山あります。

洋食器のヘレンドなども、それです。

 

食器棚に飾って楽しんでいたのですが、当たり前といえば当たり前なのですが、器というものは本来使われることが目的でつくられた筈。

高額であったから普段づかいには勿体ないということで飾っておくだけではなお勿体ない。

そこで、コーヒーカップもプレートも、ポットもどんどん使うようにしました。

 

良いものというのは、美しいばかりではなくて使い勝手がよいのです。

手にもったときのバランス、口への当たり具合、料理のうつり映えなど、使う人の幸せを考えに考えた上で作られていると感じられるのです。

使えば使うほど馴染み、愛着がわいてきます。

良いものは、使うと心を豊かにします。

 

日本の陶器や漆器も、職人さんが手作りしている道具類も、買い求めてきて使ってみると、実に心地よい。

使う人の身になって作られていることが伝わってくるのです。
そんな風に、心のこもった物は大事にされるし、後世まで残っていくものなのだと思うのです。

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