自分が思っている自分と、周りが評価している自分とには、大きな違いが有るということを前に書きました。
自分自身の心の器を満たしていくためには、「見たくない自分」と向き合う必要があります。
何故、自分を見たくないかというと、薄々ながらでも嫌な自分があることを、自分でもわかっているからであります。
でも、それを含めて自分なのですから、認めてしまい許してしまう作業はした方がよい。自分を許すことができれば、他人も許せるようになります。
よく「自分に厳しく、他人には優しく。」ということが言われますが、それは嘘です。自分にすら優しくできない人が、他人に優しくできるわけがありません。
自分のことを棚にあげないと、何もできなくなります。
だからこそ、嫌な自分が現実にはいることを認識しておくことが必要です。
「等身大の自分を受け入れる」ことが必要だということです。
これをすることは、時に心の痛みを伴います。自分はもっと良い人だと、誰でも思っていることだからです。
でも、それだからこそ、何が良いことなのかということを解っているのだということになります。
それは、人を本当の意味で理解できる「受容力」の元になっていくものです。
真に人と心が繋がるコミュニケーション力の核心の部分は、そんなところにありそうです。
自分を許し人を許す。自分を愛し人を愛す。うまくいくのにはそれが基となるのだと思うのです。
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