いつしか話題が変わってきて

同業者間の気が合う仲間で作っている会があります。年に２回、揃って旅行することになっています。

若いころの話題といえば、趣味・スポーツ・遊び・酒、何でもありで、とにかく元気この上ない賑やかさでした。

最初は２０名以上いた会員も、最年少者が７０歳を超え、段々に欠けてきて（見送った人、勿論元気なうちに退会した人もいますが）半分になりました。

 

全員なんらかの薬のお世話になっていますが、未だに口だけは達者です。

朝から晩まで飲むということもなくなり、酒量は驚くほど減って、料理も「もったいないお化け」が出るのではないかと思えるくらい、食べ残すようになってきています。

 

病気や手術の話になると、それを乗り越えてきた実績経験があるから、実に詳しい。まだまだ誰も死ぬ気はないらしく、元気です。

ですから、次は誰の番だということで名前があがっても、怒る人はいません。

冗談で済んでしまうくらい、悪気と言うものがないから、笑い合って終わりです。

往生、往って生きる。いろいろあっても是否に及ばぬこと、命ある限りはその役目を果たして行けばよいと、たくまずして思っている明るくて前向きな姿をいつも学ばせてもらっています。