250キロも遠方に出かけた先で、想像もしていなかった知人に会いました。
「ひょんなところで会いましたね。」と言った後で、普段気にもしないで使っている「ひょん」って何なのだろうと気になりました。
「ひょんな縁で・・・」のように【思いがけず、意外な】という意味で使われる『ひょんな』ということば。
室町時代のことばを集めた「日葡辞書」に、【服装ややり方などが奇異で突飛な(人)】という解説があるのだと言われ、もともとはちょっと奇妙なことをいうことばだったようです。
他にも説があり、江戸中期の儒学者・新井白石は著書「同文通考」の中で、"不吉なことをいう「凶」の中国語の読みの一つに「ひょん」があり、そこから「ひょんなこと」というようになった"と説明しているのだそうです。
その他にも、植物に由来するのだという説もあるようです。
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