世界には、自力ビリオネア=自力で10億ドル(1200億円)の資産を築いた人が約800人もいるのだそうです。
彼らが私たちと何が違っていたのか、フォーブスの「世界長者番付2012年」に載っている自力ビリオネアをあるところで徹底調査したところ、彼らが本格的な成功を収めたのは、30代か40代になってからであり、それまでに既存の市場で何回か起業していたことがわかったのだという。
徐々に事業を拡大して、億万長者になっていった彼らの多くが、共通して備えていた「5つの思考習慣」というのがあるのだという。
彼らは、画期的なアイディアを生み出して大成功しているのであるが、ある分野の重要な新しいトレンドを認識できるくらいに長くその中で働き、常にアンテナを張り巡らして未開拓の顧客のニーズを見探す。
どの業界でも、一夜で多くの価値が生まれることはない。
常に問題意識を持っていて、企業や業界に代々受け継がれてきた製品から流通、料金体系、ビジネスモデル、売り込み方法まで、すべてを徹底的に疑い、改善点が見つかれば、どのように変えることができるか問い続け、アイディアを実行する際に生じる問題を解決していくのだという。
「成功するのか失敗するのか」を考えるのではなく、「どんな選択をすれば最大のチャンスが得られるか」を考える。
リスクを伴う挑戦でも、適切なチャンスがあると判断すれば、リスクを軽減する方法を探す。リスクが残っていても、断念することはない。チャンスを失うリスクのほうがより大きな損失だと考えるからだという。
成功者たちは、自分一人で億万長者になったのではない。
価値を創出するには、市場の先を見て、新しいチャンスを想像できる「プロデューサー」と、既存のガイドラインのなかで成果を最大化し、改善する「パフォーマー」の両方が必要だ。
プロデューサーとパフォーマーのチームを作って起業した例では、アップルのスティーブ・ジョブズ(プロデューサー)とスティーブ・ウォズニアック(パフォーマー)、ナイキのビル・バウワーマン(プロデューサー)とフィル・ナイト(パフォーマー)などが挙げられる。
これら5つの思考習慣が、新たな価値を見出し、それを顧客に伝えられる人たちに共通する「成功の条件」であることがわかったのだとか。
これらの習慣を身に付ければ、人生も今とは違ったものになるかもしれないが、果たしてできるだろうか?。
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