2015年4月30日木曜日

脚組の癖は骨格を歪め内臓に悪影響をもたらす


電車などに乗ると、混雑しているのに座席で脚を組んで迷惑な人がいます。

本人は気づいていないようですが、こういう人たちは大抵、内臓が悪くなっているようです。

 

足を組まないと落ち着かないという方も多いですが、足の組み易さに左右差が極端にある人が多い。一般的には骨盤が歪むから止めた方が良いと言われていますが、分かっていても気が付くと組んでいたり、我慢すると座り心地が悪くなるのだとしたら要注意です。

 

足を組むことで骨盤に歪みを作るのではなく、その逆で、バランスが崩れているから足を組みたくなるのです。カラダは本来ゆらぎがあり、ゆらぎが適応力を活性化することで、結果、安定したバランスを作り出しています。この適応力は脳・神経系が担っているのですが、さまざまな要因で適応力が落ちると、安定性も低下し、骨盤周辺の筋肉に過度な緊張が生じます。骨盤周辺の筋肉が凝ることで、骨盤の左右差が生じ、足組みをすることでより安定性を高めようとします。結果、筋肉のコリや左右差を助長し、慢性化や足組みのクセにつながるというわけです。

その状態を放っておくと、骨盤周辺の慢性的なコリは色々な症状へとつながっていく可能性があります。筋骨格系では、腰・臀部のコリや肩こり、歩行時の股関節周辺の痛み、足がつりやすいなど。内臓系では、骨盤内臓器の機能低下が生じやすくなりますので、便秘や下半身のむくみ、生理痛の悪化などが起こります。

 

脚を組むのが格好いいと勘違いしてやっているとしたら、それは止めた方がいい。

本当にそれは勘違いで、組んで格好良い人はまずいない。モデルさんだって写真を撮るときくらいなものだと思います。

内臓を弱めるリスクをわざわざ背負うことはないのですから・・・

 

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