2016年8月14日日曜日

むりやりにでも紛争を起こしたいということは

沖縄県石垣市に所属する日本の領土である尖閣諸島の領海或いは排他的経済水域に中国の公船(かなり曖昧な表現をしているが、警察機構をもった船)の護衛のもと、中国漁船が大挙して押しかけていることは、さすがにニュースになるようになった。

石垣の漁民が漁をできないことは大問題であるが、それのみにとどまらない。

海上保安庁によれば、尖閣周辺では9日昼にも、海警局の搭載艇が中国漁船に横付けし、数人が漁船に乗り移った。移乗は同日夜にも見られた。中国側として海域の「管轄権」行使を誇示する狙いがあるのは確実だ。

「管轄権」を行使するということは即ち実効支配をしているぞ、という実績を積み上げようとしていることに他ならない。

他国の領土でそんなこと(警察権を行使)をする狙いというのは、何とか紛争に持ち込み、新たな領土問題があるのだと言いたいがためなのだと思える。
中国の領土だと主張するのは、自分たちが沖縄返還前後に大量に発刊した人民日報の記事から見ても無理筋だと承知しているからに他ならない。

だから挑発を続けて、自衛隊を引っ張り出したいのだということである。
紛争の口実を作り出したいということなのだとしても、強引すぎよう。

巷間噂になっている3000兆円にも上るという不良債権が表面化すれば、日本が過去に200兆円で失われた20年という困難を過ごしたどころの比ではない。
国内がまとまらないときは、そこから目を逸らせるために、外に敵を作り出すという常套手段を使おうということなのか?

南シナ海にしても東シナ海にしても、強硬手段をとらねばならないほどに経済問題や権力闘争が厳しくなってきているということなのであろうが、仮に局地戦に引き込めたとしても、自衛隊は想像以上に強いから、もし中国が負ければ国内の体制は持たなくて、分裂か内戦に結びつく恐れだってあるだろうに、もう引っ込みがつかなくなっているということなのか?

侵犯を繰り返し、挑発を続けても、日本が強硬策をとらないであろうことが頼みの綱渡りの策ということに思える。自国内ではアピールできる。

江沢民以来の徹底した反日政策で内政から目をそらせようとしてきたツケなのかも知れないが、迷惑な話と言わざるを得ない。
日本には反日的日本人というのがいて、日本の国益が侵されても対抗手段をとるにもまとまりがつかない。
反日をすることは、平和に結びつかない。

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