2017年1月23日月曜日

世界大統領って何?

選任方法の定めというのはないようで、慣例によるらしいが、先進国からではなくて発展途上国から選ばれることが多いようです。
拒否権を持つ常任理事国5カ国以外の非大国出身者から選ぶということが慣行として定着している。
仮に大国から立候補した場合、常任理事国のいずれかが拒否権を発動し排除しようとすることになりかねないからでもある。

もう1つ、紛争国でないことという条件があります。
しかし、何故か韓国はパスしてしまったようです。
韓国は北朝鮮と朝鮮戦争において休戦中であり、日本の竹島を不法占拠している紛争国である。中立性が確保された国であるとは言い難い。

案の定、潘基文氏が就任した後に、その心配は現実のものとなったし、慰安婦問題、中国の軍事パレードに出席など、問題含みの動きが多かったように思う。

ちなみに、国連の原語は「United Naions」。すなわち「連合国」が直訳です。それは“戦勝国”そのものを意味する。

どういうわけか日本では、「国際連合」と訳してしまっている。
国連中心主義などと。敗戦後GHQより自虐史観を植え付けられた当時の日本人達は、戦勝国のものはすべて素晴らしいと思考せざるを得なかったのかも知れない。

同じく、国連事務総長の原語も「Secretary-General」である。
すなわち「事務局長」というのが直訳であろう。
国連憲章では「国連機構の行政職員の単なる長」としか定義していません。

これを「世界大統領」などと呼んで喜んでいた国もあったが、そんな権限は全くない。
世界の平和にさして貢献することもなく不評の内に任期を終えた。

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