2017年1月29日日曜日

我慢の限界を越えたときの日本人は恐いと知っていた

  かいらぎ

日本で、かいらぎ×鰄/梅花皮】といえば、サメ類の背の中央部分の皮で、硬い粒状の梅花の形をした突起がある部分を言う。刀剣の鞘(さや)や、柄(つか)などの装飾に用いる。
または、その形状から焼き物である井戸茶碗の 高台付近に焼き付けられた 粒状、縮れ状の焼き物のことを指して珍重される。

しかし、朝鮮人の古老に伝わっている日本人の呼び方だというカイラギ(海乱鬼)或いはパハン(八幡)というのは、「日本人は騙しやすくて、かなり無理なことを要求しても我慢するが、それが限度を超えて堪忍袋の緒が切れると一気に爆発するから、気を付けなくてはならない。」という意味なのだそうである。日本人を怒らせないほうが身のためだと、経験上知っていたということになる。

英国のチャーチル首相が「日本を怒らせたお陰で、戦艦プリンスオブウエールズとレパレスを失った。我慢の限度を超える前に、言ってほしかった。」とか言ったという話もある。

確かに、日本人は我慢強いと思う。自然の猛威を受け入れるしかなかった経験から、そういう精神構造は培われたのかも知れない。
「まあまあ」とか「相手がそう言っているのだから」とか「自分が我慢すれば丸く収まるのなら」とかいうことが多いが、共通認識が存在する日本人同士ならいざ知らず、外国人相手の場合には、それは間違ったメッセージを与えかねない。

「我慢の限界はここまでですよ」とか「譲歩できるのはここまでですよ」と予め認識しておいてもらう為の意思表示や努力をしておかないと、極めて危険な状態に至ることがありそうです。

一旦切れてしまうと、一致団結して火の玉のようになってしまうことがある民族なのだと思う。
普段大人しいからといっても、越えてはならないものが互いにはあります。
殊に日本人相手の場合は、言われずとも配慮した方がよさそうです。


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