2017年3月24日金曜日

証人喚問というのは解り難い

どうにも解り難い証人喚問であったというのが、端的な感想です。

森友問題の中核をなすのは、国有地が不当に安く売買されたということと、それに政治家が関与していたのではないか?ということであった筈。そこに焦点が絞られない。
今日の質問を聞いていると、森友学園に隣接する土地であった給食センターと、公園の土地売買は瑕疵担保付きでなされ、瑕疵責任として後に国が支払った額を差し引くと、その売買値段が不当に安かったのだとは思えない。
そんなことは、与野党を問わず、情報資料として掴んでいなかった筈はあるまい。
マスコミも含め、流された価格対比は、表面上のものだけであったから、よりセンセーショナルに扱われてきたのではないだろうか?

誰が疑わしいとしたのか知らないが、犯罪構成要件を構成しない寄付金を突破口に、安倍首相に結びつけようとしているかに見えるが、無理筋に思えてならない。
総理夫人から二人だけのときに手渡されたと証言していたが、夫人には秘書官が同行していたというのは明らかとなっているから、それは極めて疑わしい。
公務員が秘書官として随行した場合は、いかなる時も傍らを離れないというのは、随行官を勤めたことのある公務員であれば等しく口にすることである。それが職務なのだと必ず言う。

国有地売買に不正があったなら、明らかにしなければならないが、誰がどのように関与したのかは、一向に浮かび上がってこない。政治家以外の力が働いたのであろうか?

現時点でいえば、副次的な結果として、新規小学校の開設は潰れた。野党が等しく口にする思想信条の自由を潰したということである。
森友学園が、学校として良いのかどうかは判らないが、それは別問題である。

まだまだ結論が出ずに尾を引きそうだが、国会の大事な時間を費やすのに、森友以外の別の思惑がなくてくれるといいと願ってやまない。

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