2017年3月27日月曜日

もう司法に任せたらどうなんだろう

森友学園問題はなかなか収束せず、どんどんあらぬ方向へ広がりを見せている。
国会での証人喚問や、議会での質疑応答をみていて納得できそうなものというのがいくつかある。

8億円も値引きされたことについては、あの土地は瑕疵責任が担保された物件であり、値段を折衝したのは森友学園側の弁護士と役所の間で法に基づいてなされたということが、籠池氏の証言でも明らかになったことであり、これは証人喚問の前から国会答弁でなされていたことが追認されたということであろう。
瑕疵責任分を考慮すれば、隣接する土地の売買値段と比べ、特段違法性を窺わせる値段とは思えない。
そこに政治家の関与があったのではないかと疑い、或いはあったに違いないとして責め立ててみたが、どうやってみてもそれは浮かび上がってこないから、あれやこれやと戦線を広げて騒いでいるようにしか思えなくなってきた。
疑いをもたれたら、疑われた側がそれが無いことを証明すべきだと野党は主張するが、ないことを証明することはむずかしかろう。
そんなことをいったら、メールが公開されたことで浮かんできた疑惑についても、事実無根だといっている辻本氏側にだって、自らの問題を証明しなくてはなるまい。ただ、これについては、キナクサイ動画が残っているらしい。

議員は陳情を受けたら、その陳情に添って動くことは当然ながらありうる。
野党議員だって、生活保護やら何やらいろいろあるだろう。そこに違法性が介在するかどうかということであり、それが立証されれば額の多寡ではなく責任を問われる。

寄付金が問題だというなら、過激派や違法団体に献金やら寄付やらしている議員がいることだって取り沙汰されているのだから、それを無視して質問に立つことには違和感を覚える。

二重国籍問題とかガソリーヌと揶揄される問題から目を逸らせるというよりも、共謀罪の成立を阻止したいがために、野党とマスコミが一緒になって騒いでいるのだという人もいるが、そうではないことを願いたい。

明確になってきたことは整理して、納得できるとされるものは除外して議論しないと、いつまでたっても終わるまい。
さしたる根拠も裏付け取りもないまま、疑わしい疑わしいというだけで騒ぐのには辟易する。
もう、司法の手に委ねたらどうなのだろう。


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