2017年3月8日水曜日

印象操作では核心はつけまい

森友学園の土地売買に関連する国会質疑をみていると、どうしても違和感を覚えてしまう。
なぜかと言えば、立つ質問者の悉くが居丈高になって、それこそ感情的になって喧嘩腰のような口調で喋る?からである。
アベッキー事件などと決めつけて、頓珍漢なことを言って受け狙いを図る人は論外として、何人質問に立っても同じ質問をばかり何度も繰り返し、時間だけを費やす。
格安値段で売却されたということはその通りであると思うが、行政の担当者からの答弁によれば、瑕疵担保責任をなしということにして値段が決められたことは明らかで、手続き上の不備があったとするには至らない。
そこに政治家の関与があった、特に安倍総理の働きがあったとしたいらしいが、無理筋に見えて仕方がない。

本筋を突くことができないからか、次々に派生的な問題に範囲を広げ、ますます時間を使う。
他の重要法案の審議に入るのを何としても避けたい姿に見えてしまうのだが、違うのだろうか?
共謀罪というのが野党には余程厭らしい。

マスコミ受けをねらって印象操作したいらしいのだが、自分たちにブーメランとして戻ってきてしまうような内容では弱すぎる。もっと核心を突けないと、政局にはなるまい。
例によって、プラカードを掲げて議長席を取り囲み、議決により承認された法案に対し審議不十分、強行採決だというための布石としたいのだろうか?

法案には優先順位というものが自ずからある筈。それに合わせてそこに時間をかけた議論を重ね、国益にかなう法案となるように努めてもらいたいものである。それなくして信頼は得られないのだと思う。


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