2017年3月1日水曜日

日本語だけにできる端的表現

英語やら中国語やら、他国の言語を学ぶことは大切だと思う。殊にこの二語は、何億人もが使っているから、理解できることの意味は大きい。
しかし、考えてみれば日本語も、億を超える人が使う言語であり、これを身に着けようと志す外国人もまた多い。日本の古い文化や近代文明、先進技術を獲り入れる為には、避けて通れない。

日本語にしかない他言語にはない表現というのがある。
端的な短い言葉でありながら、それが含む深さと広さを持つ意味合いを、他言語に訳すことが不可能なのだという。
日本人ですら説明できないけれど、日本人がその使い方を誤ることはまずない。
日本語は、どう言うかよりどう伝えるかが重視される。

「侘び寂び」「もったいない」「切ない」「いただきます」「初心」「お蔭さまで」などは、外国語に翻訳できないのだという。その他、自分を表す一人称の多様さ(自分のことをあからさまには主張しないために使い分けるから数が多い)、同じく相手を表す二人称も数が多い。尊敬語や謙譲語が多いのも、一人自分さえ良ければ良しとせず、相手を慮る心のありようが根底にある。

訳しようがないから、そのままローマ字表記で使われるTUNAMI(津波)やMOTTINAI(勿体ない)などは良く知られている。

それにしても、日本語の語彙数は多いように思う。語彙数が多いということは、より複雑な思考やより深い思索を可能にする。

それにしても、日本語の語彙数は多いように思う。語彙数が多いということは、より複雑な思考やより深い思索を可能にする。
改めて、正しい日本語の使い方というのを学びなおすことが必要だと思う。


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