2017年4月3日月曜日

主張しあうことから始まる

日本人同士でなら通用する美徳というものがある。
日本では、基本的に争い事は避ける。それによって人間関係が悪くなるのなら、譲歩してしまう。
しかし、それによってうまく行ったという国際的な関係事例というのがあるだろうか?
卑近な例でいえば、韓国・北朝鮮であり、経済的に豊かになれば国が民主化するだろうとの幻想から、諸々の援助をしてきた中国はどうなったか?ということである。
日本に対する内政干渉が強まっただけではないのか?

国際関係においての交渉相手は、日本のことを第一義的に考えてくれる良い人というわけでは決してない。国益が優先するのであるから当然である。
日本人は良い人ばかりらしくて、「先方がそう言っているのだから」というのが、優先的に考慮される意見を述べる報道ばかりが目立つ。
それに添ってなされたものが、関係改善に資したことは少なくて、要求がエスカレートされる結果を招くことが多い。条約だって無視される。

そこで翻って考えてみるに、日本の国益って何なんだろうということになるのだが、それを示すことができる人は殆どいない。平和ボケしてしまったお人好し揃いなのかも知れない。長いことそういうことからは、目を逸らされてきている。

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