2017年4月4日火曜日

桜を見に行くなら、これから開花時季を迎える南信州の一本桜たちがお奨め

長野県飯田市座光寺にある「元善光寺」の境内のはずれに、樹齢140年といわれる白梅があります。
生活道路にも面しているのですが、大梅(おおめ=大きい実の梅)が鈴なりに実をつけても、誰も取らないから、実が落ちると地面を覆うほどになるのだとか。
近接する麻績神社8(おみじんじゃ)にある、日本でここにしかないと言われる枝垂桜に「舞台桜」という名がつけられたのが近年になってからであったのと同様、名前がつけられた木ではなかった。
4月2日、神社の祭りに招かれたとき、舞台桜はまだ固い蕾のままであったが、その近くにある元善光寺を通ったところ、咲き残った花の下に「善心光梅」という名札が立てられていました。

今からおよそ1400年前、この地に生まれた本多善光卿が、奈良でめぐりあった如来像を安置したのがこの寺の始まりといわれ、如来像のお告げによって長野の地を援けるために本尊を遷した芋井の里が、長野善光寺。宗派を超えて功徳を生じ、全国に150ほどの善光寺が存在しています。元善光寺はその本元です。
その本多善光の名前にあやかって付けた名なのだという。

南信州の春は、元善光寺の一本梅に限らず、梅も桜も一本だけで立っている古木が多いのですが、
地元の人たちは、自然からの美しい恵みを素直に受け入れるだけで、観光客を呼ぶなどということを余りしてこなかった。
点在する神社に、桜の名木・古木が多いことから、近年それを訪ねる人が遠方からも増えた。
場所によっては、ライトアップもされるという。

今年は、花の時季が寒かったせいもあって、桜の開花はこれからのようですから、カメラ持参でそれらを見て回る旅をしてみると良いと思います。

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