2017年8月19日土曜日

戦闘のない戦時下にあるという危険

キチガイ(差別用語?)に刃物、という。危ないことを端的に表す言葉である。
刃物どころか、これが核兵器だということになれば、危険さの度合いは桁外れとなる。
他国の指導者をまさかそう呼ぶことはできないが、自国が崩壊しそうな状態を迎えて切羽詰まれば、最後っ屁ではないが、共倒れを狙う恐れは十分に予測できる。

核を搭載したミサイルを迎撃して破壊することは、国民の生命財産を守るためには絶対必要なことになる。
この攻撃を無力化できるとなれば、その備えは抑止力としても働く。
防御態勢が十分でない弱点を補うために、イージス・アショアを購入装備することを、さもさもアメリカから高額の兵器を押し付けられているのではないかとして、反対を唱える人がいるが、では、どうしたら良いのかということは言わない。
金が掛かる位なら死んでもいいんだというならそれでもいいが、そんな人は少ない。
攻撃されたら黙って滅びろ!といいたいのなら、自分だけにして、他を巻き込むなというのが本音に違いない。

攻撃兵器より防御兵器が高くなるのは当然である。自国でそれを開発するということになれば、更に高くなることは考えるまでもない。
安く済ませる方法はある。それは攻撃兵器を作ることである。

日本のロケット技術をもってすれば、それは可能であろう。
武器の購入が高いというのであれば、独自の攻撃兵器を整備して抑止力としてか使うようにしたらどうだ?という意見を言う人はいない。
更に言えば、核兵器を保持すれば、それはもっと有効であるに違いないが、さすがにそこまでは踏み込めまい。
核兵器を持ったとして、世界で唯一それを使うことができる権利を有しているのは日本だけだということもある。(核攻撃は、された側にのみ報復権がある。)

北朝鮮対アメリカを中心とする連合国側は、休戦協定を結んでいた。(韓国は、協定署名の当事者にすらなっていない。)
しかし、北朝鮮はこれを無効であると、既に宣言してしまっている。いうなれば戦闘行為がない状態での戦時下にあるということになる。
宣戦布告なしでいつでも戦争状態に入れるのだというのが、国際法での立て付け上の解釈になる。極めて危険な状況だと理解しなくてはなるまい。戦時下にあるのである。


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