2017年8月20日日曜日

マグネシウムの利用は有望だと思えるのだが

原発が危険なものであることは誰もが認識していることであり、できればそれなくして電力エネルギーが確保できたらよいと願っている。
ただ、原発を全て即座に廃止してしまうというのは、現時点では現実的ではないとも思う。
廃炉を進めるにしても、原子力利用の技術を持ち続けなければ、それは不可能であろう。
いったん始めてしまった原子力発電は、廃棄物の処理だって、もはや簡単な問題ではあるまい。

事故被害の当事者である東京電力のみに責任を負わせ、処理費用の負担は御免蒙るというのは、今までその恩恵に浴してきた者の一人として忸怩たるものがある。
わたしゃそんなのしりません、ということで解決できる規模の問題ではなかろう。
意に染まなくても、国として対応することは、やむを得ないことかも知れない。

エネルギー確保のための代替設備として挙げられる太陽光発電も、風力発電も、一長一短あり、必要エネルギーを確保できるようにするまでには、どれくらいの期間とどれくらいの費用がかかるのだろう?

石油やガス、石炭などの化石燃料を使う火力発電だって、確保し続けるのに問題はあり、公害も無視できない。
現在、なんとかやりくりして電力が供給されているから、このままで良いとするわけにはいかない。将来への体制を整えていかなくてはならない。

メタンハイドレートもそうであるし、我が国においては無尽蔵に確保できそうなマグネシウムを利用するというのであれば、火力発電所の設備が使えそうに思うのだが、素人考えすぎるのだろうか?
マグネシウムを使う電池というのも有望そうであるが、これも簡単にはいかないということなのだろうか?

これから投入しなければならない膨大な資金と、将来的にペイされる効果との比較も考えて、日本独自の技術が確立できたら良いのにと心底から願う。
この分野であれば、日本は資源大国であるし、システムが構築できた後に安価なエネルギーを世界に供給することで人類に対して貢献できる度合いは計り知れない。

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