2017年8月28日月曜日

装飾の擬宝珠と食用の擬宝珠

伝統的な神社や橋の欄干には、装飾として擬宝珠が設置されている。
日本武道館の屋根にあるのも、擬宝珠です。
擬宝珠は中国から伝来したと言われているが、古くは朝廷に関わる建造物にのみ使われた尊い存在とされていたようです。
仏教の宝寿(地蔵菩薩などの仏像が手に乗せている珠)に由来すると言われる。
宝珠は願いのままに望むものを出す珠で、病苦を除き、災いを断つ力があるとされる。
この宝珠に擬したことで、擬宝珠と名付けられた。



植物としての擬宝珠(ギボシ)は、山菜でウルイと呼ばれ、本州北部・中部の山地や丘陵・草原などの湿りけのあるところに自生している多年生草本で、ユリ科ギボウシ属である。
古くから山菜として食べられてきたが、丈夫で株がふえやすいし、葉や花も美しいので、古くから日本でも栽培されており、変わった型や種間雑種が栽培され、園芸用として、庭先などに植えられていることが多い。
春先の若葉をお浸しにして食べると旨い。少しぬるっとした食感です。






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