2018年3月1日木曜日

核を廃棄しなかったらどうなる?

オリンピックが終わると、半島での軍事行動を本気で心配しなくてはならない状況が本格化しそうである。
北朝鮮が核を放棄することは絶対ないと思える。
カダフィやフセインが滅びてしまったのは、核を保有していなかったからだと頑なに信じ込んでいるから、そこから抜け出せない。
カダフィやフセインが倒されたのは、核を持っていなかったからではなく、彼らが周辺諸国の平和に脅威を与えていたからではないのか?
民主主義国として認められないことを百も承知だから、金王朝という国の体制を維持するにはそれしかないと思い込んでいるのも的外れで、力で押し通そうとすることは無理が多すぎる。

そうした中で、素人が普通に考えたらこういうことにならざるを得ないのではなかろうか?

核抜きでということになる米朝交渉には応じられないから、まかり間違って戦争になるとしても、突っ張るしかない。そうしていれば、周辺国が反対して戦争にはならないかも知れないと見くびっているようにも思えるが、事態は悪化する。
核を保有することを認めれば、核軍縮には応じても良いというような構えになる。
米国がどう判断するかはわからない。
米国に届く核兵器を保持しないことを確約させるか、数発の核兵器を残す事を認めて、裏合意をすることだってなくはなかろう。

米国には届かなくても周辺国には届く核ミサイルが残るということになれば、米国の核の傘を信じている国々の安全は、極端に低下する。
そうなれば、安全保障上、周辺国は報復できる戦術核を持つことで抑止力を持たなければならないという流れにどうしても行きつく。
国が滅びてしまいかねない事態になるとしたら、綺麗ごとや理想論ばかり言ってはいられない。
核軍縮どころか、核を保持しなければならないと考える国々が増えるということに結びつく。
小型核の開発が世界的に採用されそうな勢いを持ってきているように思えるのは、そういうことなのではなかろうか。

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