2018年3月8日木曜日

平和的に解決できるのだろうか

半島の南北首脳会談が開かれるということが大きく扱われているが、それによって何が進展するというのだろうか?
北朝鮮は国際的な制裁に相当困り切っていただろうから、韓国がすり寄って来たら渡りに舟であったことは間違いあるまい。キッカケになる口実としやすかった。
話し合いの継続中は、核実験とミサイル発射はしないと言っているが、核開発を停止するとは言っていない。プルトニウム工場が稼働しているというニュースもあるし、核兵器の放棄をするなら体制の維持が条件だということも全く変わっていない。
その体制というのが、中世以前の恐怖政治形態というのでは、他国のことながら安心するには程遠い。

基本的に、北朝鮮は韓国を交渉相手だなどと思ってはいないと思える。かなり格下にみている。
交渉したいのは韓国ではなくて米国に対してなのだが、米国は核放棄を前提にしなければ交渉はするまい。
即ち、何も変わっていないのである。
取り合えず、差し迫った軍事行動による解決は避けられそうだというに留まるだけである。

またまた時間稼ぎが成功するということに、韓国が一役買ったということではないのか?
その行きつく先は、北朝鮮の核保持を容認せざるを得なくなり、韓国は北朝鮮独裁国家に組み敷かれて、在韓米軍が撤退することになる可能性が出てくる。
そうなれば、日本も核武装することを余儀なくされる。
話し合いは結構だが、なにも良くなる展望が開けてきたとは言い難いのではと思えてならない。


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