2018年3月11日日曜日

疑念が払拭できない

米朝首脳会談が実現し、平和裏に事が治まれば良いと思いはするが、日本としては手放しで喜んでばかりはいられない。
拉致問題はどうなる?

北朝鮮の作戦通りに進んでいるのではないのかという疑念が、どうしても払拭できない。
反日中国寄りのパククネ大統領が倒され、もっと強烈な反日親北の大統領が選ばれたこと自体、北朝鮮の戦略の流れに乗ってしまっていたのではないのかと思える。
熱に浮かされたように前政権を倒した運動の背後にあったのは、北の思惑を呈した団体であったと言われている。
ムンジェイン大統領は就任するやいなや、国家情報院の解体を言っている。
この情報機関が監視していたのは、国の体制を崩しかねない共産主義活動家であり、軍や政府にその組織に属する者が入り込まないようにしていたのではないのか?

南北統一は、同一民族が一緒になるということでいえば良いことのように思える。
安全保障と外交を1本化することで、当面は政治体制はそのままにするということらしい。
韓国財閥も、南の技術力と北の安い労働力が加われば、もっと利益が出せるのではないかと北に言いくるめられてその気になってしまっているようだが、そんなわけにはいくまい。
国民も北の軍事力があれば、にっくき日本に対抗できると喜んでいるらしいが、韓国が統一国家を主導できると思いあがっていたら大きな間違いであろう。

選挙による民主主義国家になることなどは想像もできないし、言論の自由なぞ望むべくもない事態に陥るであろうことすら予測できないとしたら、愚かすぎる。
北の核が韓国に向けられることはないと言われて大喜びしているが、北の巧妙な戦略を見抜けるほどの国民ではないということは確かであろう。

日本の西側に接する隣国は、軍事力をちらつかせる共産主義国家ばかりだということになりかねないと覚悟しなくてはならない。

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