2018年3月18日日曜日

出てきて示すのが祟り

祟り
神仏や怨霊(おんりょう)などによって災厄をこうむること。罰(ばち)・科(とが)・障りと同義的に用いられることもある。「山の神の祟り」2 行為の報いとして受ける災難。「悪口を言うと、後の祟りが恐ろしい」などのように使われる。
しかし、「祟」という字は、「出」と「示」からなり、もともとは神が出てきて、雷や洪水など何らかの現象を起こすことで、人間に祭るように示すということを意味している。突然大きな災害をもたらすということはなく、小さな変化を起こすことで、気づきを促がしているのであるが、いつまでも気づかないでいると、わからせるために大きな変化を起こすということかも知れない。

似た漢字に崇めるという字がある。
崇めるとは、崇高という字が示す如く、けだかく尊いこと。また、そのさま、と辞書にはあるが、美的概念も加わるようである。
「崇」は、そもそもが高い山の意味。「祟」とは文字の成り立ちが違う。


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