2020年1月16日木曜日

フェイクニュースの中での選挙だったというが


台湾で1月11日、総統選挙の投開票が行われ、現職の与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文氏(63)が再選を果たした。中国との関係が最大の焦点となる中、約820万票(得票率57%)を獲得して圧勝した。
中国との関係強化が台湾に経済的利益をもたらすと主張する、対抗馬の最大野党・国民党の韓国瑜氏(62)の得票数は約550万票(得票率39%)だった。
実質的に親中国か反中国かが争点であったから、やきもきして見ていたが、香港問題が選挙に大きく影響したように感じる。
他国の選挙であるからとやかくは言えないが、親日派の蔡英文氏が総統となったことは大きい。
台湾が中国寄りとなれば、地政学的に見て、沖縄と尖閣が脅威に晒されるのだが、日本はそれを軽く見ていないだろうか?
選挙結果を受けて、英国と米国はDr. 蔡と呼んで即座に祝意を表明した。
蔡英文氏の博士号を学歴詐称だというフェイクニュースを流して選挙運動をした勢力を、我々は見逃していないぞ!という意味合いが、このDR.とわざわざ付けたことに込められていたのではなかろうか。

蔡 英文(ツァイ・インウェン)は、中華民国(台湾)の政治家であり法学博士(ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス)である。
1978年に台湾の名門大学である国立台湾大学法学部を卒業後1980年に米国のコーネル大学ロースクールで法学修士、1984年にイギリスで前掲大学で法学博士を取得して帰国後、国立政治大学及び東呉大学の教授に就任した。
日本の外務大臣も祝意を表明したが、中国は早速それに対し不満を表明した。

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