2020年1月26日日曜日

判断基準がズレていないか?


最近の若者が結婚しないのは、結婚すると姓を替えなければならないからだと、ある野党の党首が大真面目で言ったというが、彼がその根拠例としてあげたのは、女性が求婚相手に姓がかわるのが嫌だからと結婚を断ったということを聞いたというだけのこと。
それも多数の同様例あったというわけではない。論理的な説明とは程遠い。
早い話が、結婚するなら男性側が女性側の姓を名乗ることにしたって問題はなかろう。
即ち、体よく女性から結婚を断られたというだけのことではないのか?
そんな理由で少子化を防ぐための夫婦別姓を提案したのだとしたら、考えが浅すぎないか?

韓国も香港も夫婦別姓だと思うが、日本より出生率は低いのではないのか?
家族の結びつきを弱めたいと思うその目的はなんなのだろう?
他に理由があるのなら、それを議論することでないと国民の納得は得られまい。姓がかわることを望む女性だっているのではなかろうか。

そもそも、昔から続いていることを古いと一括りに決めつけることに如何なる根拠があるというのか?そんな観点でしかものを考えられないようでは、伝統文化の価値も認めないということに繋がってしまう。
自分の意見が全て正しいと思いあがる前に、全体バランスを考えてみることを優先させてみたらどうなのだろう。民主的というのは、大多数がどう思っているかを無視したら成り立たない。

とにかく、今の野党はおかしすぎる。政策が合わないということで正統を分裂したのに、それは弱小化することに直結した。
その反省もないまま、再び政策の擦り合わせもすることなくまた合流しようとしている。
それもどちらが主導権をとるかが関心事であって、国益のためにそうするのだとはとても思えない動きに終始しているように見える。
選挙対策の為だけに頭数をふやし、政党助成金を得るのが目的だとしたら情けない。
少数野党で、選挙区での当選者は最早出すことができず、比例代表制のお陰でかろうじて一人か二人の議席を得ているところも合流したいらしいが、比例の上位に名簿があげられることは考えにくいから、消えてゆく運命ということになるのか?
まあ議員としての働きは評価されなかった結果だから仕方ないが、かつては二大政党の一翼を担ったのであることを思うと、昔日の感がある。

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