2020年1月23日木曜日

検事は左遷、判事も大量に辞任だと?


韓国では、来月行われる裁判官定期人事を控え、多くの裁判官が辞表を提出する動きを見せていて、裁判所が落ち着かない雰囲気に包まれているのだという。
このような雰囲気は裁判所長級の高位裁判官などの幹部クラスから現場の判事まで広範囲で、最大で80人が辞表を出すだろうという見方まで出ている。
裁判官の辞表ラッシュの原因として、政権交替後初めての定期人事という象徴性、判事の裏調査文書(ブラックリスト)疑惑をめぐる裁判所内紛、高裁部長昇進問題など大きく3つ挙げられる。司法行政を担当する法院行政処のある関係者は16日、「判事の中には『金命洙(キム・ミョンス、59、司法研修院15期)最高裁長官体制』に対する反発で辞職を考えている者も多い」と伝えられた。
20191230日に、文在寅大統領がかなり強引に検察 改革関連法案が本会議で可決したこととの関連性が大きいのではないだろうか。

それを証明するかのように、2020118-文在寅政権は、人事異動で政権捜査した検察幹部を大幅刷新、地方に左遷した。
202018-韓国法務部は、チョ国(チョ・グク)前法務部長官の親族に関するスキャンダルや青瓦台(大統領府)による市長選介入疑惑などの捜査を指揮した検事たちであることは明らかである。文在寅政権の検察改革に対する意思を示す人事と言えるが、政権にとって都合が悪い捜査の妨害との批判も、韓国内でさえ出そうだ。
検察も裁判所も機能しなくて、司法の独立が果たせるのか?

韓国の歴史ドラマを見ているとよく出てくる「政敵を島流し」にすることそのものではないか。
李氏朝鮮時代と何も変わっていない。

韓国の大統領は戦時下にあることから(北朝鮮との戦争は終結していない)、強大な権限が与えられているが、積弊の精算と言えば何でも通るとでも思っているのか?
彼が口にする三権分立などとは程遠いことをやっていることを如実に示している。

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