2020年1月27日月曜日

国のバランスシート


日本は1000兆円の負債を抱え大変なのだ、というニュースばかりを目にする。
本当にそうなのだろうか?

普通に考えて、借金まみれの国が新たに国債を発行して借金を増やすことはできまい。
例えば民間企業の借り入れを考えてみればわかる。資産が2000億円あれば1000億円の借り入れは可能だと思うが、この場合、あの企業は借金が沢山あるから大変だという騒ぎにはならない。
要は資産と負債のバランスであり、それが良ければ借入金利も低くなる。
日本の国債の金利は低いのではないのか?だとすれば、日本国の内容は良いという評価があるということになのではないのか?

国の予算に関連しては借金ばかりが大きく取り扱われるが、財産がどれくらいあるのかは発表されない。国家のバランスシートが公表されることはないように感じるが、平成30年度のそれは、
資産の部合計 5,570,243(億円)
負債の部合計 5,532,146(億円)
当期剰余金 5,869(億円)純資産の部合計 38,097(億円)となっていて、赤字ではない。

国の借金を減らしたいのであれば、それを増税によって果たすのではなく、税収が上がるような施策が優先されるべきなのだと思うが、増税により景気を冷やしかねない動きが優先されてしまうのは何故なのだろう?
物価の上昇率が目標にしている2%に届かないのも、還流している通貨量が足りないからのようにも思える。
素人の考え方かも知れないが、そう思う人も多いのではなかろうか。

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