2020年3月20日金曜日

ハヤブサは格好いい


日本の猛禽類といえば、ワシ・タカ・ハヤブサ・フクロウ・トビ等が思い浮かぶ。
主にタカ目、ハヤブサ目、時にはフクロウも含めた、鳥類のグループとして分けられるが、鋭く強靭な鉤爪と嘴が特徴的で、比較的大型であり強さの象徴でもある。
飛行性能は、「野生の戦闘機」と称されるほどに高く、その飛行速度は我々に衝撃を与えるほどで、凄まじい伝説まで残してきた。
高い狩猟能力は、かつて稲作を始める前の人類に畏敬の念を抱かせ、文明の時代になっても、ハンターは狩りの成功を願ってタカの羽を帽子などに飾り付けた。
タカ目の鳥で、特に大型の種をワシ(鷲)と言う。
ただ、この大型という基準は、その地域での最大級という意味合いに近く、わかりにくい。
例えば八重山列島地域では、最大級のタカであるカンムリワシはワシであり、九州以北では、イヌワシ(Aquila chrysaetos)などより小さい為に、クマタカはタカである。
実際は、カンムリワシよりクマタカの方が大きい。
ワシは、その巨体を風に乗せ、あまり羽ばたく事なく、グライダーの如く飛ぶ。
日本人にとってのハヤブサは、思い入れが深く、命名に使われることが多い。
戦闘機「隼」は帝国陸軍「中島一式戦闘機 隼」の略称であったし、小惑星探査衛星「ハヤブサ」は、小惑星「イトカワ」の表面物質搭載カプセルを地球に持ち帰ることに成功した。
猛禽類が飛翔している姿が見られる場所は少なくなった。

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