2020年3月29日日曜日

コロナウイルスを甘く見ていないか


新型コロナウイルスは、感染してもその8割は軽症で済んでしまい、中には自分が感染していることにすら気づかないのだというが、重症化すれば死に至る恐ろしいウイルスであることに間違いはない。
各行政首長からの度重なる外出自粛要請に対し、不要不急の外出を控えないでいる人たちは、自分がそれによって罹患したら自分の責任なのだからという理由付けをしているのだと思うが、感染ルートが明確にならないという現状を考えると、実は自分がもう既に感染していて、外出することによって他人に伝染させる可能性があるのだという意識を持てないでいるのではないのであろう。
それはそうである。そういうことを考えて行動して下さいというアナウンスは少ない。
それどころか、自粛要請の内容に対し、「その根拠を示せ」などと大声で叫ぶ議員すらいるのである。
自分勝手な行動をする権利を主張することを咎めることよりもそれを助長し、公共のことを軽視する気風すら育ててしまった。
彼らの主張しているのはこの国難の中にあってですら、最大の関心事は「森友問題」と「桜問題」であり、それを使って政局にしようとしている姿を見れば、国民がウイルスが喫緊の脅威なのだと感じなくなってしまっていても不思議はない。

国民の生命財産、国の経済を守るというのが、議員に課せられている使命なのではないのか?
与党も野党もない。一致協力しなければならない言わば戦時下にあるのと同様な国難なのであるとの判断すらできていないようにさえ思える。
世界各国の動静をみていると、そういう認識に大きな差があるから、強制力のある法を作っているのとは大違いである。
我が国で前に政権を担った政党は、そのマニフェストの殆どを果たすことができなかったのに、その反省は一つもなく、政権批判だけしかしないから、野党第一党でさえその支持率が3.3パーセントという酷いことになっているのである。国民に見放されたに等しい。

話をもとに戻すが、今は国民が一致協力してウイルスを封じ込めなくてはならない時である。

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