2020年4月14日火曜日

早く封じ込めないと


Wikipediaの中国語版に志村の記述があるのだが、台湾メディア「三立新聞網SETN」(331日付)などによると、死因が「台湾肺炎」と記載されているのだという。
中国だって新型コロナウイルスを「武漢肺炎」と呼ばれたら嫌だろうに、それを「台湾肺炎」と中国が言ったらまずかろう。それでなくとも、ウイルスの疑いのある感染症が、昨年には中国で認識されていたということが、次々に中国内の資料から浮かび上がってきていると言われているのである。
スペインが発生地でもないのに「スペイン風邪」と名前が定着してしまった歴史だってあるのであることを思えば、擦り付け合いなどしているときではあるまい。

パンデミックなどに対応するために折角できたWHOの組織がギクシャクしている。
多くの国からの拠出金があることでなりたっているのであるから、それが政治色を帯びた動きをしていたのでは、正常に機能しなくなる。

スペイン風邪英語: Spanish Flu (influenza) )は、1918-1920年に世界各国で極めて多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミックの俗称である。第一次世界大戦時に中立国であったため、情報統制がされていなかったスペインでの流行が大きく報じられたことに由来する(スペインが発生源という訳ではない)。1918年パンデミックとも呼ばれる。
19181月から192012月までに世界中で5億人が感染したとされ、これは当時の世界人口の4分の1程度に相当する。その中には太平洋の孤島や北極圏の人々も含まれた。死者数は1,700万人から5000万人との推計が多く、1億人に達した可能性も指摘されるなど人類史上最悪の感染症の1つである。アメリカ合衆国ではパンデミックの最初の年に平均寿命が約12歳低下した。
近年の研究により、スペインかぜはH1N1亜型インフルエンザウイルスによるものと判明している。(H1N1によるパンデミックは、スペインかぜと2009年の新型インフルエンザ2回である)

コレラCholera虎列剌)は、コレラ菌Vibrio cholerae)を病原体とする経口感染症の一つであり、治療しなければ患者は数時間のうちに死亡する場合もある。
予防には、衛生改善と清潔な水へのアクセスが必要である。 経口コレラワクチンは、投与するとおよそ6か月効果が続き、またその他一部の大腸菌による下痢も予防できる。主な治療法は経口水分補給であり、経口補水液により電解質を補充する。補充には米食ベースの選択が好まれる。児童には亜鉛サプリメントも推奨される。重症例では静脈輸液(乳酸リンゲル液)が求められ、また抗菌薬も効果がありうる。抗生物質の感受性試験は、治療選択の支援となりえる。
全世界の患者数は毎年3-5百万人であり、年間28,800–130,000人の死者を出している。これまでパンデミックには分類されておらず、先進国では稀な病気である。最も影響を受けるのは児童である。コレラはアウトブレイクを起こす病気でもあるが、特定の地域では一般的な病気であり、現在もリスクがある地域は、アフリカ東南アジアである。 死亡リスクはたいてい5%以下であるが、医療アクセスに乏しい地域では50%に高まる。歴史的な記録は、紀元前5世紀のサンスクリットにまで確認される。
日本では感染症法三類感染症に指定され、コレラ菌のうちO1O139血清型を原因とするものを行政的にコレラとして扱う。

ペストドイツ語: Pest, 英語: plague)とは、ペスト菌の感染によって起きる感染症である。英語で伝染病を意味するplagueはペストを指すように伝染病を代表し、別名黒死病英語: Black Death, ドイツ語: Schwarzer Tod)は感染者の皮膚が内出血によって紫黒色になることに由来する。致命率は非常に高く、抗菌薬による治療が行われなかった場合、60%から90%に達する。感染ルートや臨床像によって腺ペスト、肺ペスト、敗血症型ペストに分けられる。人獣共通感染症・動物由来感染症である。ネズミなどげっ歯類宿主とし、主にノミ)によって伝播されるほか、野生動物ペットからの直接感染や、ヒトーヒト間での飛沫感染の場合もある。
古来複数回の世界的大流行が記録されており、14世紀に起きた大流行では、当時の世界人口45000万人の22%にあたる1億人が死亡したと推計されている。ヨーロッパでは、1348から1420にかけて断続的に流行してヨーロッパで猛威をふるったペストは、放置すると肺炎などの合併症によりほぼ全員が死亡した。たとえ治療を試みたとしても、当時の未熟な医療技術では十分な効果は得られず、致命率は30%から60%に及んだ。イングランドやイタリアでは人口の8割が死亡し、全滅した街や村もあった。ペストによってもたらされた人口減は、それまでの社会構造の変化を強いられる大きな打撃を与えた。19世紀末に北里柴三郎によって原因菌が突き止められ、有効な感染防止対策がなされて流行は減ったが、近年でもペストの感染は続いており、2004-2015年で世界で56,734名が感染し、死亡者数は4,651名(死亡率 8.2%)である。

まだ特効薬がない伝染病があるから、まだまだ人類の戦いは続く。

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