2020年4月7日火曜日

日本の発電技術


日本の電気の34%は石炭火力でつくられている。
化石燃料を燃やすことで発生するCO2が地球温暖化に悪影響を及ぼしているということで、世界諸国からの非難を浴びているというが、ちょっと待ってもらいたい。日本に「化石賞」なるものを奉って悦に入っているらしいが、彼らは炭酸ガスの削減にどんな努力をしているというのか?それなくして他国を非難するのは思い上がりも甚だしいと思わざるをえない。
CO2が温室効果を持つという説に反対するわけではない。
日本はとにかく言われ弱いけれど、他国は日本ほどCO2を削減するための技術革新に努力していると言えるのか?

日本の火力発電所は、諸外国のそれと比べ圧倒的にCO2の排出量が少ないという技術を持っている。公害問題はクリアーしているから、大気汚染からも程遠い。
石炭火力を使わないが、露天掘りができるほどの資源大国であるオーストラリアは、できることならそれを導入したいとして日本の石炭火力発電を絶賛しているのである。

石炭が燃焼するとSOx(硫黄酸化物)やNOx(窒素酸化物)、灰塵が発生する。
日本は高度成長時代には大気汚染が深刻な問題であったが、過去40年以上にわたり環境対策技術や効率的な燃焼方法を開発するなど環境負荷を低減する努力を行ってきた結果、世界の石炭火力を牽引する存在となっている。
石炭火力の煙はきちんとした浄化処理を行ったうえで大気中に放出されている。“黒い煙”どころか、ほとんど何が出ているか見えない状態なのである。
日本の石炭火力はSOxNOxの排出量はきわめて少なく、欧米と比べても極端に差のあるクリーンなレベルを誇っている。
世界を見れば、中国やインドなど環境対策が不十分なまま発展している国々で大気汚染が大きな問題となっているが、日本の最先端技術を海外で活用していくことが大いに期待されているのである。

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