2020年7月14日火曜日

時間がなくなる


日本の憲法学者は、中世の天動説を唱えて曲げなかった時代の神学者を彷彿させる。
そこから一歩たりとも踏み出せないで、学者だと言えるのだろうか?
出てくる問題が、現憲法に合致するかどうかしか言えないのなら、そんなことはAIでこと足りる。
したり顔をして偉そうに解説してくれなくてもよい。
憲法というのは、国土と国民の生命財産・伝統文化など、国体を守るための根幹をなす法なのではないのか?
それなのに、憲法を守ることのみが目的となってしまって、国が滅びかねないことに対する対処法を考え提案することもできないのでは、生きた学問とは言えない。
領空侵犯する航空機は撃墜し、領海侵犯する軍艦は撃沈し、ミサイルなどで攻撃してきた敵基地には反撃が可能であってこそ抑止力足り得る。
現憲法下でそれができるような法解釈ができるのなら、学問たりえよう。

戦後GHQに睨まれるのを恐れ、憲法学者たちはそれまでに唱えてきた憲法学を掌返しのように否定し、押し付けられた憲法を金科玉条のように汲々として守ることのみに徹してしまった。
国民投票の手続きを経ていない現憲法が、その正当性を指摘されたら非常に困る。
マスコミ及び戦後に幅を利かすようになった連中と一緒になって、自分たちの権益を正義だとして押し続けることに恥も忘れて、実情に合致しなくなった法であってもそれに従うべく、いまだに国民を欺き続けている。

法というのはその時代時代で実情に即したものに変わっていくものである。
憲法と雖も絶対法ではなく、それが証拠に日本以外の世界諸国では、度々憲法の改正をしている。
日本の憲法学者は、既定の憲法の解釈にしか意識がいかずそこにしがみつき、新たな情勢に対応する法というものを構築する学問研究すらできないようにさえ感じさせられる。

憲法がそんなに完璧なものであるなら、世界中の憲法が同一にならなければならないと思うが、
そんな働きをしている日本の学者は聞いたことも見たこともない。文句を並べたてるだけで、平和に貢献しようとの意欲は無いに等しいのではないだろうか。

中国の脅威は流石に隠し切れなくなったが、共産主義国の手口はいつも一緒である。
自らが先に近隣諸国との間に軍事的圧力を加え、非難を浴びると、自らの行動を一切改めることなく、近隣国側に譲歩を求め、それを常態化させる。実効支配していると言い張るのである。
韓国だって同様である。韓国が保持しているミサイルは日本全土を射程におさめているし、軍人数は自衛隊の倍。軍事費だって数年で日本を追い越す。さらに恐ろしいのは、韓国が北朝鮮に飲み込まれたらどうなるかということである。
韓国は、近代法の概念を無視して事後法を制定してまで、遡及的に国民を縛って平気な粘着質な国だし、北朝鮮は独裁者の思うがままの国だということを、日本人は再認識すべきである。

憲法改正は短時日で成し遂げられるものではない。
それができるかどうかは別にして、議論を積み重ねなければならないのに、憲法審査会すら滞らせているような国会議員は、国の将来にどう責任を取るというのか?
まあ、選挙戦に際して「宇都宮餃子」をツイッターで拡散するくらいしか知恵が浮かばない野党では頼りにもならないが、先延ばしをしていて済む問題ではない。日本は滅びてもいいとでも思っているのか?

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