2013年3月7日木曜日

気づくこと 2


悩みの大半は、まだ起ってもいないことを先回りしてくよくよするということが多いのだと言われます。
 普段からこころがけて、いざというときに備え用心しておくことは大切ですが、困難に当面してからでも真剣に努力すれば間に合うというのが殆どだとも言われます。
 神様は、人間が乗り越えられないような試練は、お与えにならないのだと。

 初めてお掃除をすることになったとき、掃き方も拭き方も下手で、そうかといって誰がやり方を教えてくれるでもなく、只夢中でわけもわからず時間ばかりが過ぎていきました。しかもその割には結果が綺麗になっていたとはとてもいえなかったのです。
 段々慣れて、手際よく道具を使えるようになると、「ごみはなくなったけれど、床に汚れが残っている。」とか「隅々が綺麗になっていない。」とか「壁などの立体面の汚れが気になる。」とか、「射し込んでくる光線に浮かんで見える埃が多いけれどなんとかならないものだろうか。」とか、次々に綺麗さの要求度合いが上がってくるのです。
 そして、やってもやってもすぐまた次には汚れてきて、いつ果てるともない繰り返しがあるのだという現実に気がつくのです。
 それを馬鹿らしいと思わず乗り越えていかねばならないのです。
 そんな中で無心にお掃除をやっていると、あるときなんの前触れもなくハッと気がつくことがあるのです。
懸案事項の対処法であったり、悩んでいたことの解決方法であったり、人生の教訓であったりします。
 なんでもそうなのでしょうが、一心に努めることが大事です。
 これらの気づきが顕著に起るのが、昨日ちょっと触れたトイレの清掃をやっている時と、墓石のクリーニングをしているときなのです。

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