2013年3月13日水曜日

雨にも負けず


つまらないから、争いごとはしない。

 

東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ 行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ
サウイフモノニ ワタシハナリタイ

 

余りに有名な詩の一部であるが、今までずっと「日照りのときは涙を流し・・・」だと思っていました。

未発表であり、後で見つかった手帳に書かれた原稿は、「ヒドリ」となっているのだとか。

日照りというのは、東北にはないらしいので、解釈にいくつかの説があるらしい。

 

日照り  デがドになまった。

一人   トがドになまった。

日どり  日当かせぎ

日取り  農作業の結の順番決め

 

原稿は、自分の手元を離れるといろんなとりかたをされる。

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