2013年3月8日金曜日

人生の苦難を乗り越える


人生に起こることはすべてに意味があると言いますが、私も50年近く生きてき
た中で、たくさんの辛いことや悲しい体験をしてきていますが(そうは見られ
ないのですが)、最近になってその意味を実感しております。

人生には良い事もありますが、辛い事、嫌な事もたくさん起こります。

良いことばっかりだといいなとは思いますけれど、いやなこと、つらいことは
悪い意味だけではなくて、人としての成長に必要だということなのです。

良い体験も心を豊かにしたり、癒し効果があったり、生きる糧になったりと、
それはそれでこやしになるのですが、意外なことに、悪い事も人生のこやし
(
栄養)になるんです。

例えば、物に苦労せずなんでも与えてもらって、両親や祖父や祖母たちに甘や
かされて、何も不自由することなく育った人は、人から怒られたり、自分の思
うようにならないと、感情をコントロールすることができず、事件を起こした
りすると言います。

ですので、今、マイナスに思える現象が起こっている場合でも、自分を鍛え、
強く、優しく、人間として大きくなる糧として、プラスに考えて乗り越えてい
けたらと思います。

乗り越え方の一つとして、つらいことを良く見つめてみると、少しはいい事が
あると思うのでそれを見つけて喜ぶことです。

例えば交通事故にあった場合、自分の怪我が軽くすんだり、相手の怪我も軽く
すみ、保険が利くといったことなど少しでも良いところを探し出し、大難が小
難で済んでよかったと心から喜ぶことが大事です。

「怪我が軽くてよかった。相手の怪我も軽くてよい人だったし良かった。保険
も利くしありがたい」と感謝の言葉をたくさん口にすると良いと思います。

また、お金に苦労した経験は、物のありがた味がわかり、物を大事にする心を
養い、無駄遣いをすることがなくなります。

いじめられた体験(私の事でもあるのですが)は、弱者の気持ちがわかる優
しい人間になる事ができ、同じ体験を持つ人を癒すこともできます。

病気の体験も弱者の気持ちがわかると共に、周りの人からの親切を体験する事
ができ、普段の健康な体がいかにありがたいことかに気づかされます。

嫌な事をされたり、言われたりした事柄は自分はそのような事をしていないか
と自身を振り返るチャンスでもあり、忍耐力や根性をも養い、他の優しい人の
良さがわかります。

好きでもない仕事をしている時は、その仕事で覚えた事、体験した事は絶対に
将来、何かの役に立ちますし、好きでない仕事の中からやりがいや目標を見つ
け、それに向かって自分を向上させることもできます。

大切な事はそこから何かを学び、これからの人生にいかに役に立てるかと言う
事だと思います。

「あーいやだ」というだけで終わってしまって、そのことがらを避けてばかりいては、人としての成長はなく、明るい未来はないと思うのです。

素晴らしい人生にするためには常に反省と、前向きな姿勢とパワーで全てをこ
やしにしていく事だと思います。

そうすれば、マイナスのことがらをプラスに変えられます。

どんなことでもすべて乗り越えられると信じて、乗り越えた後は一皮向けて大
きく輝く自分がいると思って進んで行っていただきたいです。


きれいごとばかり並べ立てたようですが、本当にこうできたら、人の世というものは素晴らしいと思うのです。

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