2013年3月12日火曜日

鼎という器は使われなくなったけれど


三脚というのは据わりが良くて、脚の長さが多少揃わなくても、がたがたしない。四脚の椅子であると、そうはいかない。

 

鼎というのがあります。

鼎は青銅で作られた三本足の器で、王位の象徴とされた。

 

鼎の軽重を問う、という言葉はよくつかわれます。

統治者を軽んじてその地位を覆そうとする野心のあるとき、
転じて、その人の能力などを疑って地位や評判を奪おうとするとき、
現在では、野心や奪うという意を含まずに、単にその人の能力の有無を問うという意味にも用いられる。


楚の荘王が天下統一の野望を抱き、王位の象徴である鼎の大きさと重さを問うことで、その意志を暗に示した故事にゆらいします。


いずれにしろ、3というのは重要であるらしく、いろんな場面にでてきます。

3本の矢・3画測量・3点確保・三位一体・三宝etc.etc.

 

正と負すなわちプラスとマイナスにゼロという概念を取り込んだことで発展したものは多い。

右か左かだけでなく中庸ということは、ものごとの判断の幅をひろげます。

どれもが中心になって他を支えるものがあるということかも知れません。

0 件のコメント:

コメントを投稿