2013年3月9日土曜日

慎んで


 オルハン・スヨルジュ氏(元トルコ航空パイロット)が、224日、87歳をもって病気のためイスタンブールで死去されたと、最近知りました。
 イラン・イラク戦争時の85年に、日本では救出機を危険だということで出せなかったのに、トルコ政府が特別機を派遣し、テヘランに取り残された在留邦人200人以上を命がけで救出してくれた際、パイロットを務めた。攻撃予告時間、空港閉鎖ギリギリであった。この功績として、06年に旭日小綬章が贈られました。


トルコが何故に、そんな危険を冒してまで、我が国の為に尽くしてくれたのか?


遡って1890年のことになります。130年も前の話です。

トルコ皇帝ハミル二世が日本に派遣した特使一行を乗せたトルコ軍艦エルトゥールル号が、帰路、暴風雨に遭遇してしまいます。

エルトゥールル号の事故に際して、日本人がした献身的な救助活動を、今もトルコの人たちは、その恩義を忘れていないというのです。教科書にも載っているらしい。


(エルトゥールル号で検索すれば、当時の経緯がわかります。先人たちのことを誇らしく思えます。)

我が国は、葬儀に関して何らかの弔意を表したのだろうか?

かの国の方々は、実に親日的です。

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