公園を散歩の途中、池に張り出した東屋で小憩をとることにし、ベンチに腰掛けるのと前後するくらいに、幼い姉弟がおばあちゃんらしき婦人と一緒にその東屋にはいってきました。
家内が持参の携帯用ポットでお湯を注ぎ、コーヒーを紙コップにドリップさせようとしていたときのことです。
「私のどが乾いたから、なにか飲む。」といいながら、肩にかけていた小さなバッグをおろしジュースを取り出したおねーちゃんの横にちょこんと腰掛けた弟も、同じ柄のバッグを開いてスナック菓子の箱をあけ、中から小さなお菓子を指につまんだ。
食べるのかと思ったら、とことこと私のそばに寄って来て、手のひらに握った小さな魚のかたちをしたクラッカーを差し出した。くれるという。
「ありがとネ。でもおじちゃん(おじいちゃんとは決していわない。)はいいから、ぼく食べなさい。」というと、連れのおばあちゃんも「大人はたべないのよ。」なんてフォローした。
そのクラッカーは、あっというまに子供の口の中に消えた。
それを見ていた家内が、キャリーザックの中からチョコレートを取り出し、二つに分けて姉弟に「じゃぁおばちゃんからは、これをあげるネ。」と手渡した。
「ありがとう。」「ありがとう。」と口々にお行儀良くあいさつもできました。
「一緒に鯉に餌をあげよう!」と、持って来たビスケットを渡すと、毀して半分くらいは鯉に与えていたが、残りは自分で食べてしまった。
まあ、そもそも人間様の食べるものだから大丈夫だけど・・・
バイバイと手を振って帰っていく姿がかわいかった。日本の将来は明るい。
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