我が国は、古くは中国から、近くは西欧諸国から文化や技術を学んだ。
学んで終わりということでもなく、より発展させてきた。
しかも感心してしまうことは、何でもかんでも取り入れたのではなくて、良いものは選んでもよくないものは振るい(篩)落としたということである。
例えば、宦官や奴婢のような奴隷制度。
そういうものは、人間の精神構造を歪める。
一方、良いと思われるものはそれを改善して磨き上げ、元のものより発展させた。
そういう智慧がどこから生まれ身に付いたのか解らないが、それがあるから2000年を越す歴史が続いてきたのだと思う。
気が付けば自然にそうしているということが素晴らしいことだし、誇らしいことでもある。
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