2016年4月8日金曜日

口にしたことの意味が理解しあえる年代になった

会社のトップ経験者で作った会があり、私が薦められて入会してからでも、35年が経ちます。
その当時は30人近くいた会員も段々に欠けて、今は6人を残すのみとなりましたが、この会で集まるのを皆が楽しみにしていて、欠席者はまずいません。

先日の集まりで、全員が集まるまで待っていたので、開始時間を少し過ぎて参加した83歳の会員が、乾杯の音頭をとることになりました。
会社を経営していれば、長い挨拶をすることには、お互いが倦んでいる。
「死ぬまで元気に生きましょう!」という、それにしても短い発声で、大笑いとなって会は始まりました。

お酒が進むにつれ、最近巷に多い離婚が話題になりました。
それこそ「あれから40年」どころか、50年を伴に過ごした経験者である皆々は、流石にもう、未だに熱々というわけではないであろうが、別れた人は一人もいない。
「ただただ感謝ですよ。」と一人がシミジミ言って、皆が頷いた。

会社を経営していれば、いろんなところで折り合いをつけなければならない。相手があるものは、自分の思い通りに全てが運ぶわけではない。どうしても、仕事優先になるのは致し方ない。
譲歩したり我慢したりは、夫婦のどちらか一方であった筈はない。
お互いが感情を抑えて、理解し合い成長しあってきたのだという想いが、言わずとも皆に伝わったのだと思う。


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