2016年4月6日水曜日

日本人が日本神話を知らないのでは

神話は歴史ではないと言う人がいるが、そうなのだろうか?
神話を作ったのも歴史と捉えた方が良いのだと思う。
ギリシャ神話にしても、ローマ神話にしても、記紀万葉にある日本神話にしても、その教えているところは意味深い。
神話として伝えられていることがあるくらい、古くから続いているのだと考えた方が、その国に生れついた人々のことが理解しやすい。

例えば、日本神話による伊弉諾・伊邪那美の両神様は、男神女神対等であることがわかる。
ただ、男がリードした方がうまく行くという教えはわかりやすい。
その直系が天皇家であるとしても、両神様から生まれた神々の子孫が我々であるということになるから、ご先祖様が神々であることを考えれば、お互いを尊重しあわねばならない、ということに繋がる。
神話を持つ国は、そこから子供たちに理解させることは必要なのだと思う。

隣の国にも檀君神話というのがあって、熊女をオカシてできた子が王となったというらしいが、
古事記が、この檀君神話の影響をうけているなどと、実しやかにいう学者がいるらしいが、古事記は奈良時代712年に編纂された。檀君神話ができたのは、それから500年も後のこと。

連綿と有史以前から続いてきた国の誇りというものを、敢えてよけて通ろうとすることは、何の目的をもってそうするのか解らない。
そこから学ぶものが沢山ある。

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