2020年2月21日金曜日

感染源さえまだ判らないのに


1日も早く収束することを願ってやまないが、新型コロナウイルスは、感染すると死に至る病原菌であるから、連日大きく取り上げられることは理解できる。
この病気が発生した初期段階で、中国やWHOの対応が悪かったこともあって蔓延してしまったことはその通りであろうが、クルーズ船に対する日本の対応が非難されることには疑義を感じる。
曰く、「感染者と非感染者を区分けするべきであった」というが、感染者かどうか調べる方法があったとでもいうのか?
それがないから、船ごと隔離するよりなかったのではないのか?外国船となれば、治外法権でもあろう。文句をつけている外国も、自国民を引き取る体制をつくりもせず放置していたのではないのか?

言い方が過激になるかもしれないが、鳥インフルエンザにしても豚コレラにしても牛口蹄疫にしても、それに感染した疑いが持たれると全頭殺処分されるのが各国では普通の対応である。
それほどに危険性を秘めた病原菌なのである。
まさか人間をそのように扱うことはできないし、治療することで回復できるとなれば当然それが最優先される。特効薬はまだ見つからないようであし、対処方法も確たるものがない。
蔓延を防御して封じ込めるには、戒厳令を敷いて地域ごと封鎖するなどの強権発動がなされなければ難しいようにも感じる。
人権・人道を考えたら、流石の中国でさえそれはできなかった。それが感染者を増やしてもいる原因なのではなかろうかと思うが、人が相手となれば致し方のないことになる。

命がけでウイルスに立ち向かっている人たちに対して、素人があれやこれやを言い立てると、足を引っ張ることにもなりかねまい。
人権に配慮しつつ真剣に取り組んでいる方々に我々が協力できるのは、素人が文句を並べ立てることではないと思う。

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