2020年2月22日土曜日

景気が上向かない


案の定、消費税アップの後、景気は冷え込む方向に向かったように見える。
コロナウイルスの影響が出る前の段階でこれだから、今後はさらに厳しい状況になることが予想される。
過去に実施された消費税のアップのときもそうであったが、いずれもその実施後には経済が冷え込んだことを経験しているのに、なぜ強行したのかがいまいち解らない。
結果として、税率をあげたのに税収は減ることになる。
2020217日に発表された20191012月期の実質GDP成長率は、前期比年率▲6.3%(前期比▲1.6%)となり、リーマンショック以降の数値としては前回増税直後となる201446月期の前期比年率▲7.4%(前期比▲1.9%)に次ぐ、大幅なマイナス成長を記録した。
事前のコンセンサス予想である前期比年率▲3.9%(前期比▲1.0%)と比べても、大きく下方乖離しての着地となっている。
GDPがマイナスに転換することは、消費税がアップされる前に広く危惧されていた。
今回は実質GDPだけでなく、名目GDPにも影響が出ているというから、折角デフレから脱却できそうだったのに大きく退行してしまったのではなかろうか。

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