2015年7月18日土曜日

古事記における国譲りのようにはいかないだろうから

古事記における出雲の国の「国譲り神話」は、天津神系のタケミカズチノミコトと国津神系のタケミナカタノミコトの戦いをもってしめくくられる。
詳しく知りたい方は、古事記を読まれることをお奨めします。
タケミカズチは、鹿島神宮の主祭神、タケミナカタは、諏訪大社の主祭神として祀られている。

海外の多民族同士の戦いでは、敗者を皆殺しにしたり奴隷にしたりするが、古代の日本では、服従しさえすれば、命まではとられなくて、後に神として祀られた。
ただし、服従の証として領地は差し出した。
現代に至るも、世界にそんな国があるとは思えない。争いが起きればそれは長引くし決着はつきにくい。

国対国の関係における安全保障ということになると、国譲りなどとそんな呑気なことばかりは言っていられない。
国民の生命財産領土を理不尽に犯されることのないように備えることは必要だし、それが戦争の抑止力となるなら、考えねばならないことのように思える。
戦争が好きだとかしたいとか思っている人がいるとは思えない。

0 件のコメント:

コメントを投稿