2017年11月22日水曜日

報道の姿勢は大事だと思うが

吉村大阪市長が、慰安婦像の設置に関連しての対応に対し申し入れをした。
サンフランシスコ市側が対応を見直さなければ、年内にも姉妹都市提携を解消する意向だというが、これを朝日新聞が社説で「ちょっと待ってほしい」と批判した。
吉村氏は、過去の朝日新聞の慰安婦をめぐる報道を引き合いに「『ちょっと待て』はこっちのセリフだよ」とツイッターで朝日新聞にやり返しているという。
それはそうだろう。朝日新聞の捏造報道により、日本国は大きく棄損された。
国内的には申し訳程度の訂正記事を掲載したとはいえ、全世界に広まってしまった悪評を鎮めるための動きは殆どしていない。
朝日が齎した悪害を、場面場面で一つ一つ根気よく糺していかなければならなくなっているのに、自分のしたことに頬かむりして批判記事を社説に揚げるとは、どういう心算で居るのかと真底を疑ってしまう。真っ先に、反省とともに応援記事を書いて然るべしなのではないのか?

モリカケ問題に興味を持った人たちの多くが、国会の質疑を全部見ている。
だから、新聞が隠して報道しなかった事実も知るに至っている。偏向報道であったと思っている。
新聞以外の情報も見ている人たちの多くも、何も問題ないではないかとの判断をしているように感じる。
言論の自由を主張している新聞社側が、自説に対する批判を封じ込めようとするのでは、何ともならない論理矛盾となるのではないのか?
社会の木鐸とならんとするなら、衿を正す姿勢がなくてはならない仕事に携わっているのである。

昔は新聞に書かれてしまったら終わりで、仮令誤報であってもそれを回復する手段はなかった。
書かれっ放し言われっ放しで泣き寝入りするしかなかったのである。
近頃は、新聞テレビばかりではなく、自分の側からの意見を述べることができる手段が多数できた。疑問に思う記事だってあるから、それに異論を立てることだってある。
それによってなされることの全てが正当性を持つとは限らないが、言論に対しては言論で応じるのが筋であろう。
圧殺するがごとき動きに出るのは厳に慎まなければならないのだと思う。


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