2017年11月16日木曜日

熟れたザクロ

鬼子母神には108人もの子供がいたのだという。
仏教の伝説によると,釈尊在世の頃,この鬼女が王舎城に出現して,民衆の子供を浚っては食っていた。お釈迦様がそれを見かねて、ある日この鬼女が留守のときに、子供の一人を隠してしまった。帰って来た鬼女が子供が居ないことに気づき、半狂乱になってそこらじゅう探し回った。
お釈迦様が現れ「それ見よ。沢山いる中のたった一人がいなくなっても、親と言うのは心配し悲しがるのだ。人間の親の悲しみを考えて見よ。」
釈尊に教導され,五戒を受け,以後王舎城の守護神となったといわれる。日本では主として、安産・保育の神として信仰されている。
このとき、お釈迦様から人間の子供の代わりにこれを食べよと言って渡されたのが、ザクロだったのだという。
その味が似ているのかどうかは判らない。

そんなオドロオドロシイ話ではなく、ザクロの実は甘酸っぱくて美味しい。
ザクロは「女性の果実」とも言われ、イラン・エジプト・インドでは薬用/食用として、ヨーロッパでは調味料として、日本やアメリカでは健康維持食品・美容食品として広く親しまれています。



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