2017年11月6日月曜日

戦争にはいろんな裏事情があるものだが

戦争に正義があるなどということは、基本的にはない。
国家間の紛争を解決する、最後の政治的手段という認識がされていたが、戦えば強い方が必ず勝つことに決まっていて、それが正義と同義語ではあるまい。。
正義は必ず勝つということでは決してない。

では、話し合いでは決して解決しない紛争とは何なのか?
現代においてはそんな利害だけで戦争は起こしにくいが、昔は指導者の我欲であったり、個人的な感情であったりしたということはありえた。
今、それをしようとしている国があるとすれば、愚かとしかいいようがない。

マンハッタン計画」をスタートさせたフランクリン・ルーズベルト大統領は、日本人を"劣等 人種"として激しく差別していたことで知られている。黄色い猿に等しいとして、日本人を皆殺しにしたかったのだと言う人さえいるらしい。時代が違うとはいえ、迷惑な話であった。
宣戦布告に等しいハルノートを突き付けられ、自衛のために日本は大東亜戦争に踏み切らざるを得なかったのだと分析する米国人すらいるのだという。
当時のアメリカは、第二次世界大戦の始まりとなったドイツとポーランドの紛争に、アメリカ国民は巻き込まれたくないと言う主張が主流で(ヨーロッパ問題の非干渉)、アメリカ国民は絶対戦争したくないという世論で満ちていた。
ルーズベルトは、「私はこれまでも述べてきたように、そしてこれから何度でも繰り返すが、あなた方の子供たちは外国の地での戦争に送り込まれることは決してない。」と公約して大統領として選ばれたが、実はその裏で参戦の準備を進めていたと言われている。
アメリカは民主主義の国であるが、大敵であるはずのスターリンにルーズベルトが異様なまでの寛容な精神をみせていたこと。
ハルノート(日本への最後通牒)は、アメリカ議会、外交院、軍人(マッカーサーですら知らなかった)、アメリカ国民にさえ知らされていなかった事。
日本はどんな条件でも呑む覚悟で戦争をさけるつもりであったにも関わらず、どんな国であろうとも呑めない内容を突きつけて、日本を戦争に巻き込むことをきっかけとして、ヨーロッパの戦争に介入したかったこと。
ルーズベルトは、真珠湾攻撃の14時間前に日本の攻撃があることを知っていたにもかかわらず、何の行動も起こさず、当然ハワイにも知らさず、ハワイに駐在していた軍人を見殺しにしてでも、日本が卑怯にもだまし討ちした!と戦争を煽っていったこと。
等々が、後になって浮かび上がってきている。
戦争に負ければ、どんな理不尽な要求をされても仕方がないし、故なき貶めにも甘んじざるを得ない。全て日本側が悪かったのだという教育がなされ、マスコミもそれを助長した。
左翼思想が広く浸透しもしたが、言動が過激すぎて嫌われた。
歴史事実がそうだったからと言って、今更どうこうなるわけではない。学ぶべきことが沢山あるのだとして役立てれば良いのだと思う。
辛うじて、日本人は誇りを失わなかったことが救いである。

第二次世界大戦が終わった結果、イギリスを初めとする白人植民地主義国は多くの植民地を失い、アメリカは財政赤字を膨大に増やした。
結果的には、第一次大戦以降「人種差別の撤廃」や、大東亜共栄圏を唱えた日本の考えた通りの方向に進み始め、東南アジア諸国は長きにわたった植民地支配から脱することができた。
恐るべきことは、世界に共産主義国が増えたという結果であろう。
以後、東西冷戦の時代が長く続くことになったし、国際紛争の遠因がそこにあるようにも思う。

現代は核兵器を互いに持ち合った三竦み状態で辛うじて大戦に至ることはなくているが、欲をかいて小競り合いなど始めることで、どうバランスを失うか判らない危うさは付いて回っている。隙を狙って核保有など目論む国がでてくるのも厄介なことである。
今度戦争が起きれば世界は滅びかねない。


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