2017年11月29日水曜日

徹底してやった後はノーサイド

ノーサイド(No-Side)。試合が終われば敵味方の隔てはなくなる。力を尽くして戦い合ったからこそ、健闘を称え合い尊敬しあえる。

勝ち負けに拘泥したりズルをしていたりしたのでは、こういう関係は築けない。
死力を振り絞ったあとは気持ちがサッパリするし、互いの努力を認めることができる。
日本には武士道に代表されるように、稽古事の究極に位置するのは「道」。技の熟練の先にあるのは、精神的な高みなのであると思う。
徹底的にやるだけやったら、結果の如何を問わず潔い。

自らやらなければならないことをしなくて、他人の所為ばかりにしていると、残るのは恨みだけであり、その負のエネルギーは過去にいつまでも捉われるから、先に開ける幸せからは遠のく。
そんな恨みを子々孫々にまで伝えていくというに及んでは、愚かと言うほかない。
勝てない敵ばかりを増やし続け、鬱屈した不満ばかりがいつまでも付いて回る。
正々堂々、卑怯未練のない振る舞いをした経験が無いと、理解が及ばない世界なのだと思う。

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