私が育ったころは戦後まもなくで、どこの家も子供が多く、さして裕福ではないのが普通でした。
家族がお互いを思いやり、助け合って仲良く暮らしているのが、周りにも暖かく伝わってくるような時代でした。
小さな子供でも、家でできる仕事を分担して、それをすることに疑問も違和感も不満もなく、喜んで手伝っていたものです。
庭先を掃く・風呂の水汲みをする・ヤギやウサギの餌になる草を土手で刈り取ってくる・夜になったら雨戸を閉めるなどなど、できることは言われなくても進んでやりました。
そんなところから、思いやりの気持ちや絆が深まったのだと思います。
そんなの自分の仕事じゃないと、自分の都合ばかりを主張し、自分はまわりから何をやってもらっても当たり前だとしていたら、感謝するという言葉すらなくなってしまいそうです。
指示されたこと、マニュアルがあるものしか出来ないとしたら、言われたことの半分も完遂できないのだと思います。
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