初詣に行くとき、できる限り神様の近くでお参りしたいと考えるのは、普通のことです。ご利益のあるなしにかかわらず、そうしたくなります。
そこで、昇殿して神職に祝詞(のりと)を神前に奏上して頂くわけですが、この「ノリト」というのは、普通に読めば祝辞(しゅくじ)です。
言祝がれているノリトを聞いていると、良いことばかりを連ねて、鍛えられた声で奏上しています。
神様は、目出度くて良い言葉がお好きなようです。厭な言葉は、神様だってお嫌いなのだと思うのです。
普段の生活の中で、他人から好かれ望みどおりの協力や援助を受けている人たちが口にしていることは、快く感じられる言葉であり、決して人の悪口を言っていないことに気づくのです。
神主さんがあげるノリトは、解りにくい言葉だからとあなた任せにしないで、耳を澄ませてよく聞いていると、いろんなことが伝わってきます。
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